お知らせ

「マンカラ・カラハ（Mancala/Kalaha）」は、アフリカ発祥の伝統的なボードゲームで、
“石を配る・数を数える・先を読む”という要素から、認知力・集中力・社会性を育てる療育にとても向いています。


【健康・生活】姿勢保持・集中・自己調整・情緒安定
・活動前後のあいさつや片付けを通して 生活リズム・活動の見通し を身につける
・正しい姿勢で座り、順番を守って取り組むことで 集中姿勢・体の安定 を促す
・手先を使って石をつまむことで 微細運動の持久力・集中持続 を養う
・「勝ち負けの気持ちの切り替え」を学ぶことで 情緒の安定・自己調整力 を育てる

【運動・感覚】手指巧緻性・視空間認知・感覚統合
・指先で石をつまむ・置く動作を通して 手指の巧緻性・目と手の協応 を高める
・石の手触りや重さを感じることで 触覚・感覚認知 を刺激
・視覚的に石の位置を確認しながら動かすことで 視空間認知・位置関係の理解 を養う

【認知・行動（中心領域）】数量理解・計画性・先読み・論理的思考
・石の数を数えながら配ることで 数量感覚・計算力 を育てる
・次の手を考えながら進めることで 先読み力・論理的思考 を鍛える
・勝つための手順を考えることで 計画性・問題解決力 を育む
・相手の手を見て判断することで 状況把握・柔軟な思考 を促す

【言語・コミュニケーション】指示理解・説明力・会話・感情表現
・ルールを説明したり確認し合う中で 言語理解力・伝達力 を高める
・「ここに置いたよ」「もう一回やっていい？」などのやり取りで 会話のキャッチボール を学ぶ
・勝敗の感想を言葉にすることで 感情表現・自己表現力 を育てる
・職員の声かけに応じて考えを説明することで 論理的な言葉の使い方 を練習

【人間関係・社会性】協調性・ルール意識・思いやり・自己抑制
・相手と順番を守って遊ぶことで ルール理解・協調性 を育む
・勝敗を受け止めることで 感情のコントロール・自己抑制 を学ぶ
・相手を尊重しながらゲームを楽しむことで 思いやり・他者理解 を育てる
・一緒に遊ぶ経験を通して 仲間意識・対人関係スキル を伸ばす


マンカラカラハは「数える」「考える」「待つ」など、認知・社会性・情緒面をバランスよく刺激できる活動です。

勝ち負けを通して「結果より過程を楽しむ」ことを学べます。

終了後に「どうやったらうまくいった？」「次はどうしようか？」と振り返ることで、思考力と言語表現力がさらに育ちます。